診療についてMedical Treatment
PM2.5PM2.5
PM2.5とは?
PM=Particouldete Matterの略で粒子状物質という意味です。大気中に浮遊する小さな粒子の中で、大きさが粒径2.5μm以下の非常に小さな粒子のことをいいます。
PM2.5が発生する理由
中国では自動車排出ガス、ボイラー、焼却炉などのばい煙を発生する施設によりPM2.5などによる大気汚染が、深刻な問題となっています。日本における影響としては、黄砂同様偏西風等によりこれらの汚染物質が運ばれてきます。
健康への影響
PM2.5は喘息や気管支炎を引き起こします。それは大きな粒子より小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着するため、人体への影響が大きいと考えられているからです。 特に呼吸器系や循環器系病気をもつ人や、お年寄り、子どもは、より影響を受けやすい可能性があるので、普段から健康管理を心がけるとともに、体調の変化に注意することが大切です。 また、喫煙により、室内のPM2.5濃度が大きく上昇することが知られています。基本的にアレルギーではない為PM2.5を調べる検査はありません。
季節による濃度の変動
例年、3月から5月にかけて濃度が上昇する傾向がみられます。また、夏から秋にかけては比較的安定した濃度となっています。
PM2.5対策
屋外では
- PM2.5を大量に吸い込まないよう、長時間の激しい運動を減らす
- マスクを着用する
*一般用の花粉症・インフルエンザ用マスクでは微粒子の捕集効率が低いので、医療用や産業用の高性能な防じんマスクなどを着用するように心がける。
屋内では
- 不必要な外出はできるだけ控える
- 換気や窓の開閉を必要最小限にする
- 空気清浄機を使用する
喘息、鼻炎・結膜炎など、それぞれの治療をして症状の悪化を防ぐことが大切です。
参考文献:政府広報オンラインhttp://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/5.html